最新のトラックバック
【感想紹介】Populo..
from 川瀬浩介 blog 生きる。
[1日目] 2006/0..
from 俺の旅ログ
杉本博司 時間の終わり展
from PUYAN'S BLOG ~..
"街"あるいは"都市"の..
from 〜Double Rainbow〜
和辻・オギュスタンベルク..
from 日々これケセラセラ
リンク
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
0 5 6 8  feb.6 
今日も朝から事務所へ。

場所は九段なのだけれど、九段下の駅から地上へでて、靖国神社方面へ九段坂をのぼっていきながら左手にみえる、皇居のお堀「牛ヶ淵」と北の丸公園入口の「田安門」、それに帝冠様式の「九段会館」、この三者の間の図式は、なかなかおもしろい。

なんというか、奥行き加減といい高低差の具合といい、いろいろなところに焦点の強度があって、いっこうにひとつのまとまりに集約されない。収斂していくパースもあれば逆パースがかかって発散していく世界もある。ただその全体を、絶対水平のお堀の水面から一気に立ち上がる、厖大な質量性をもった土手の「そり」が無言で調停している。

しかも、僕らはそれを、緩勾配とも急勾配ともつかない、いらだたしいくらいの絶妙な勾配のついた九段坂の傾斜面から眺めるのだ。(だからたとえば、この観賞場/観賞対象景、双方をまるごと見境なくひっくるめた図式を手中に収める、もうひとつ上の次元の視点場がありうるとしたら、それはきっと鳥肌がたつくらいに興味深いものになるのだろう。)

第四課題の敷地だった、和田倉門と皇居前広場周辺の、あのばかばかしいくらいにのっぺりとしていた広大な空地にくらべると、その北西にあたる、九段付近のこの「超立体的な」眺めの構図はとても対照的に思える。石垣(土手)の性格もまったく違っている。

あるいは、このかんじをもっと前からつかんでいれば、第四課題でいちばんはじめに考え、そして途中で断念した、「広大な空地のもっとも端部でその地表面をめくりあげる。」、というコンセプトに、もっと展開の深みを与えられたかもしれない。

(だとすればそれはどんなものでありえただろうか)、なんてことをお堀を横目にぼうっといろいろ考えつつ、事務所へ。そろそろだんだん勝手がわかってきて、仕事にも慣れてくる。

午後、隈事務所の知り合いの先輩からバイトのお誘いの電話を受ける。興味ある話だったが、今後しばらくは今の環境に集中したいこともあり、今回はやむなくお断りをする。

21時に終了。みぞれ気味の雪のなか、ライトアップされた田安門と九段会館を眺めながら九段坂を下り、家路につく。
[PR]
by frdmoptn | 2008-02-06 23:22
このページの一番上へ

Copyright © OSADA,Tatsuro. All Rights Reserved. Top